『魔法都市麻帆良』
The 10th Story/期末テスト騒動/中編



前回から2日後の日曜日
出勤の準備を終えてノインと共に出発しようとしたアルベルトだが
そこで据え置きの黒電話が鳴り始めるのを聞いて動きを止めると

「―――む?……ノイン」
「承知いたしました」

ノインは静かに一礼すると
廊下に設置されている黒電話の受話器を取る

「はい、―――こちらは麻帆良学園女子中等部女子寮警備員宅ですが」
『あ、ノイン君かの…………――――』

ノインが受話器を取ると彼女にとってそれなりに聞き慣れた老人の声が聞こえるが
即座にノインは電話を切り、アルベルトのほうを見ると頭を下げ

「間違い電話のようです」
「そうか」

あっさりと近右衛門からの電話を切り
尚且つそれを間違いと言い切るノインとそれを全く気にしないアルベルト
おそらく何時もの事なのだろう
そのまま2人が出ようとすると再度電話が鳴る

「…………」

アルベルトは今度は何も言わず黙って合図をする
ノインは一礼し、懐から短剣状にした神形具を取り出すと
黒電話に向けて迷わず投擲
快音が響き、槍が黒電話と壁を縫いつける
アルベルトはノインが神形具を引き抜いて懐にしまうのを確認すると

「―――ふむ、では行くか」
「はい」

そのまま駅の方向へ歩き出す2人


5分後


駅へ向かう途中のアルベルトとノイン
駅が見え始めたところでアルベルトの懐から突如電子音が鳴り響く

「―――む?」

眉をしかめつつ取り出したのは簡素なデザインの携帯電話
アナログのディスプレイには『学園長(妖怪爺)』と表示されている
アルベルトは仕方なさそうに通話ボタンを押すと

「―――何か用か?そうか何も無いか、では切る『ま、待っとくれ!』―――何だ?用件は手短にしろ」
『何で命令形なんじゃ?…………――あとさっきから君の所に掛けても返事が無いのは何故じゃ?』
「ああ、ついさっき家の電話が“壊れた”、新しいのを即座に送るように」
『…………“壊した”んじゃ無いのかの……?』

何故か少しの間を置いてから放たれた近右衛門の問いを聞いてアルベルトは軽く笑うと

「ははは、細かい事を気にするな寿命が1年程縮むぞ?」
『随分と具体的じゃのう……、実は結構大変な事があったのじゃが……』
「何だ?―――いや待て、当ててやろう」

アルベルトは10秒ほど思考すると、自信に満ちた表情で答える

「――――……ふむ、貴様がマジ物の妖怪だと退魔士関係にばれたか、抹殺確定おめでとう」
『違うわい!』
「では何だ?余り時間はとれんぞ?さっさと言え」
『うむ…………実はネギ君と一部の2−A生徒が行方不明になったのじゃが……』
「ほお……」

それを聞いたアルベルトは瞬時に表情を消すと
感情を感じさせない妙に平坦な声で話す

「――さて学園長」
『何じゃ?』
「今貴方は学園長室に居るのだな?」
『? そうじゃが?』
「そうか」

その答えにアルベルトは頷くと、逆の手を懐に突っ込み、取り出したのは黒いリモコン
アルベルトはその表面に設置された大量のボタンのうちの1つを押してから近右衛門に言う

「――ではとりあえず右手を上げてみろ」
『ふむ…………―――――ふぉっ!!!???』

直後、近右衛門が不思議そうな声を出しながら右手を上げた瞬間矢が三本壁に刺さると言う具体的な音がし
ややあってから微妙に震えた近右衛門の声が響く

『な―――なな――――なんじゃこれは!?』
「うむ、新手の嘘発見器だ、貴様が嘘をつく度に様々な仕掛けが貴様を襲う事が今決定した」

アルベルトは重々しく頷くと、何故か妙にドスを利かせた声で言う

「――――貴様があのクラスの連中が何処にいるかを知らん筈は無いだろう
 大方ネギ先生の魔法使いの試験と称して遊ぶ気だな?
 変な嘘はつかない事だ、その部屋の仕掛けは俺の遠隔操作で即時発動可能だぞ?」
『う……』



「詰まったな?――さっきの言動から考えるに貴様は俺も混ぜようとしたな?」
『そ、そんな事は……無いぞい?』
「嘘だな」
『ふぉっ―――!!?』

アルベルトは断言してリモコンのボタンの1つを押した
再び矢が壁に刺さる音がし、それを確認してから再度口を開く

「―――ただでさえ期末がピンチなのに貴様が出した試験のせいで2−A……と言うよりネギ先生に後は無いのを知ってて言ってるのか貴様
 更に俺まで消えたらどうする?ネギ先生が居ない状態の雪広では纏めるのは無理な話だ
 そして超や葉加瀬がそういうのに向いていないのが分からん貴様でもないだろう?」
『う……む…………』

電話の向こうの近右衛門の唸り声にアルベルトはうむと頷くと

「――と、言う訳で俺は行けん
 試験ギリギリまで帰って来ないようなら救助に向かう、それで良いな?」
『あ、ちょ、ま…………―――――』

近右衛門が何か言おうとしていたが無視して携帯を切り
素早く近右衛門の番号を着信拒否設定にし
身じろぎせず待っているノインのほうへ向き直ると

「―――さて、いらん時間を食ったが急ぐぞノイン」
「承知いたしました」

ノインが一礼し、2人は頷き合うと駅へ向かって駆け出す


20分後、2−A教室内


ノインと途中で別れたアルベルトが教室へ入ってくると
それまでざわついていた教室内がとたんに静まり返り
様々な視線がアルベルトを見るがそれを無視し

「―――ああ、ネギ先生と1部の面子が行方不明になっているそうだが
 ちゃんと捜索隊が出ている、探しに行きたいとか思うかもしれんが今日が試験三日前だと言うことを忘れるな?
 それと再テスト組は今日の放課後行なうから残れ、いいな?」

とりあえず先手を打っておくアルベルト
何人かが納得できないような表情をしている物の
特に誰も何も言わないのを確認し、頷くと

「―――では授業に入るぞ、今日はテストの予習を行なうからな、心してやれ」

そう言って懐に収めていたプリントを配りだす


授業中


教卓につき、時折質問してくる生徒に答えているアルベルト
現在は質問者も無く、顎に手を当てて何やら考えている

「(ふむ、しかしネギ先生達は何故図書館島に行ったのだ?
  宮崎と早乙女が言うには奥の方で通信が途絶えたらしいが……
  …………やはりあの奇怪老人が何かしているのだろうな)」

―――ロクでもないことだったら滅してくれる
そんな物騒な事を考えていたアルベルトを呼ぶ声がする

「ア……アルベルト先生?」
「―――む?」

呼ばれて振り向くと、プリントを持ったサイドポニーの少女が何やら不安そうに立っている

「桜咲か、どうした?分からない所があるのなら教えるが」
「い、いえ、そうではなくて……」
「? ならどうした?」

何故か刹那は言いづらそうにしている
アルベルトが首を捻りつつ続きを促すと
刹那は声を小さくし、問う

「―――お、お嬢様は大丈夫でしょうか……?」
「(近衛の事か)
 ああ、それについてだが…………詳しい事は再テストの後説明する、だから今は勉強しておけ」
「……分かりました…………」

やや納得のいってない風情だが、頷いて席に戻る刹那

「やれやれ……」
「先生?桜咲さんと何話してたの?」
「椎名……質問を受けていただけだ、お前もギリギリ再テストの領域なのだからしっかり勉強しろ」
「は〜い」

特に気にした様子も無く勉強に戻る桜子


そして放課後、「ほとんどの生徒が帰った中
アルベルトは目の前で座席に座る10人ほどの少女たちを見て無意味に爽やかに笑うと

「……さて、ここに再テストが必要なバカレンジャー予備軍が集まった訳だが……」
「よ、予備軍って何ですか!?」
「やかましい」

アルベルトの目の前には再テストを申し付けられた10人ほどの少女達が居る
ちなみに上から
18番『龍宮真名』17番『椎名桜子』6番『大河内アキラ』2番『明石裕奈』
25番『長谷川千雨』7番『柿崎美砂』11番『釘宮円』26番『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル』
15番『桜咲刹那』10番『絡繰茶々丸』31番『ザジ・レイニーディ』の11人である
本当ならアルベルトがバカレンジャーと呼んだ成績極酷5人組もいる筈なのだが
彼女らと近衛木乃香(こっちは成績優秀)は現在ネギと共に行方不明になっている
汗をたらして抗議してきた釘宮を一蹴しつつ、プリントを眺めながら呟く

「――ふむ、……まあ釘宮まではまだ良い、今回はあくまで規定の点数を取れなかった連中のみを集めたからな
 少々採点も厳しくしたし、確かにバカレンジャー予備軍は少々酷いな、しかし……」

そこで特に点数が低かった釘宮以降の4人の方を向くと

「エヴァンジェリン、桜咲、絡繰、レイニーディ、貴様等は何を言われても反論できんぞ?」
「―――フン」
「す、すいません……」
「申し訳ありません……」
「………………」

アルベルトが半目の視線を向けると
エヴァンジェリンは傲岸不遜に鼻を鳴らし
刹那と茶々丸は申し訳なさげに一礼し
ザジも表情こそ変わっていないが謝る様な雰囲気と共に頭を下げる

「…………まあ、あまり言っても仕方ない
 今からテスト用紙を配るから終わったら提出しろ、いいな?」
「「「「「「はーい」」」」」」

皆が頷くのを確認すると
アルベルトは机の上にあったプリントを配りだす


約1時間後


「―――よし、これで全員だな?
 後、念の為各自の苦手に合わせたプリントを作っておいたからやっておくといい」

それだけ言うと皆にプリントを渡し、皆が受け取るのを確認すると

「――さ、後は帰って勉強しておけ」

その言葉に皆が頷いて去って行くが
何故か後にエヴァンジェリンと茶々丸、刹那の3人が残る

「――おいアルベルト」
「何だバカゴールド」
「誰がゴールドか!?」
「貴様に決まっているだろうエヴァンジェリン
 イメージ的に桜咲はバカホワイト、絡繰はバカグリーンだが全体的に冗談なので気にするな」
「貴様は………――――………まあ、そんな事はどうでも良い
 ジジイからぼーや達の事は心配するなと連絡があったが、貴様は何か詳しく聞いてないか?
 理由を聞いても教えんのだあのジジイは」
「私もです、…………何か聞いていらっしゃいませんか?」

その言葉を聞いた瞬間
アルベルトは頭痛を抑えるかのように額に手を当て
唸る様な口調で言葉を搾り出すように言う

「あの妖怪爺が…………情報伝達はしっかりしろと言ったのを忘れたのか……?」
「? どういう事でしょうか?」

首を傾げて問う茶々丸に
アルベルトは呆れた態度を隠しもせずに答える

「俺もはっきり聞いた訳ではないが……
 ……爺がネギ先生のテストを兼ねて行方不明連中で遊んでいる、これはほぼ間違いない
 遅くても明後日には帰ってくるだろうが……念の為捜しに行くつもりだ」
「あ……では私も――」

アルベルトは身を乗り出しかける刹那を手で制し

「――却下だ、バカホワイト呼ばわりされたくなかったら勉強しておけ」
「――……はい」

流石にバカレンジャーの仲間入りは嫌らしく、やや情けなさそうに引き下がる刹那
その様子を見てアルベルトは軽く溜息をつくと

「―――さて、話は終わりだ
 俺は念の為に明後日は家を空ける、何かあったらノインに言付けておけ」
「わかりました」
「ああ」
「はい」
「ああ、――ではな3人とも」

軽く左手を上げると
アルベルトは部屋から出て行き
ややあってから刹那達も立ち去る


約2時間後、学園内湖近くの森


「―――ふう、これで片付いたかな?」

夜の森の中
その身にそぐわないライフルを肩に掛け、油断無さげに辺りを見回す長身の少女こと『龍宮真名』
辺りに何もいないのを確認すると真名は軽く息を吐き

「最近は侵入者の数が少なくて楽でいいね
 ―――さて、……帰ろうかな」

ライフルを傍らに置いてあったギターケースにしまうと
それを担いで歩き出す
少しの間歩き、森の出口である湖のほとりに出ると
近くから変わった音律を持った聞きなれない言葉が響く

『――去り 風――え ―は泣―
 されど――――なく ――我の――行く
 それが――――――と信じ
 我は――1つの道――――』

響いてきたのは詞
遠くから響く故に細かい意味までは聞き取れなかったが
絶えず響くのは間違い無く何かの意味を持った詞だった

「…………?」

真名は眉を顰め
詞の出所が気になったのか、響いてきた方へ歩き出す
そして真名が歩き続ける間も詞は響き続ける

『何を―――誰が――
 ―――くかと――問う
 ――望むと誰が――
 誰も――――我は望む
 ――叫ぶと――――
 誰も死―――我―叫ぶ―――』

やがて真名は月光の下に立つ1人の人影を認める
それはブロンドの長髪を後ろで束ね、巨大な義腕を付けた青年
良く見ると彼は生身の左腕で細長い木製の杖を掲げている

「―――アルベルト先生?」
「…………」

真名の呼びかけにアルベルトは気付かず
黙って空に浮かぶ月を指し示すように杖を掲げる

「…………」

真名も声をかけられずに背後に立つ中
アルベルトはふと顔を伏せながら杖を一振りし、腰のホルダーに掛け
視線は目の前の湖を見つつ、唐突に口を開く

「龍宮、―――何か用か?
 ……もうだいぶ遅いのだがな?」

突如かけられた言葉に一瞬驚きの表情を浮かべる真名だが
軽く嘆息し、未だに湖を見るアルベルトへ声をかける

「気付いていたんならもっと早く声をかけてください
 私は退魔を終えてこれから帰るところです、―――アルベルト先生は?」
「……―――ただの散歩だ」
「……そうですか」

おそらく違うと真名は思う
ただの散歩にしては彼の纏う雰囲気は重く
干渉を断ち切るような意思さえ感じる
なので問いを己の同室の少女の事へ代える

「―――そう言えば刹那は?あの後残っていた筈ですが……」
「桜咲ならとっくに別れた、今日は警備の仕事も無いはずだからもう寮に居るだろうな」
「そうですか」
「ああ、―――それと龍宮」
「はい?」

アルベルトは軽く笑うと
先ほどとは違う冗談めかした態度で言う

「俺に敬語はいらんぞ?まあ、お前次第だがな」
「はぁ…………」

その言葉に真名は少し思案し

「―――じゃあ敬語は無しでいいかい?」
「ああ」

あっさりと敬語をやめた真名に苦笑しつつ
アルベルトは再び月を見上げる
その様子を不思議に思った真名は何気なく問う

「先生はさっきから一体何を?」
「――――月を見ながらな、……少し昔を思い出していた」
「昔?」
「ああ、――お前も俺が何処から来たのかは知っているんだろう?」

その言葉に真名が頷くと
アルベルトは右の義腕に目をやり

「俺の世界では人それぞれ固有の言葉を持っていてな
 さっき謳っていたのは俺が知る者の詞だ」
「―― 一体何のためにそれを?」

真名の言にアルベルトは苦笑に近い微笑を浮かべると
ポツリと呟くように言う

「―――忘れぬためだ」
「え?」

真名の疑問の声も耳に入れず
アルベルトは静かに、しかしよく通る声で語りだす

「―――俺とノインは事故でこの世界に飛ばされた
 向こうで成し遂げようと思っていた事、向こうでしか成し遂げられなかった事が俺にはある
 俺は何時か必ず帰る、たとえ何年、何十年立とうともな
 …………だから詞を謳っていた
 俺の世界で“詞”とはその持ち主を表す物
 詞さえ忘れなければ、俺を知り、俺が知る者
 俺が尊敬する者、そして家族達の事だって俺は忘れずにいられるだろう」

月を見上げたまま真名で無く自分に言い聞かせるように強く言うアルベルト
その寂しげでありながら強い意思に真名は言葉を失う
視線は月を見たまま、アルベルトは何かを思いついたように軽く笑い、言う

「―――ああ、そうだ
 龍宮、俺の尊敬する人物の内1人の詞を聞かせてやろう
 ―――この夜と同じ名を持つ詞をな」
「――え?」

真名の答えを待たずにアルベルトは詞を紡ぎだす

『―――時に人 水に夢』

それは己が涙を捨てた女性の詞
この夜と同じ名を持つ琴、その真の力を引き出すための詞

『移ろう全てを見届けるものは二つ』

水を操る事に長け
巨大な水竜すら生み出すもそれで人を殺める事は無く

『明に陽 陰に月』

月下に運命の意義を問い
水の辺にて葬送曲を憂いた1人の女性の詞

『陰の移ろい全てを包むものを月夜と言う――――』

詞を謳い終わった後も2人は身じろぎせずに黙って空を見ている
そして、少ししてから真名が口を開く

「……今のは……?」
「俺の祖父と祖母の同僚……“水流師(ヴァッサーマイスター)”リーリエ・テルメッツの詞だ
 既に故人だが……俺に道の一端を示してくれた人物の1人だ」
「へぇ…………この夜と同じ意味と言う事は……」
「ああ、…………―――月夜、これがこの詞の示すものだ
 これ聞いてどう思うかはお前次第だがな」

その言葉を最後に2人とも黙り
2人はそのまま湖の中に在る巨大な島を見る
ややあってから真名が口を開く

「―――宮崎さんや早乙女さんの話では……あの中にネギ先生達が居るんだったね……」
「ああ、まったく迷惑を掛けてくれる」

やれやれと言わんばかりの表情で首を振るアルベルトだが
急に表情を締めると、軽く顔を伏せながら言う

「―――…………龍宮」
「? 何だい」
「すまんな、――それと……感謝する」
「――何故だい? 先生は何もしてないだろう?
 そして私も何もしていない筈だよ?」

突然の言葉に真名はやや冗談めかしたように笑いながら言う
それを聞いたアルベルトも苦笑を浮かべ

「ふっ……――わからんのならそれでもいい、そう言う気分だっただけなのでな
 …………さて、俺はそろそろ帰る、お前もそろそろ戻れ」
「ああ、わかったよ」
「そうか、――それではな」
「ええ」

そのまま別れる2人
そして夜は明けていく……




―――さて、今回青年が謳った詞は
青年の知る者の内の2人と、かつて救世者と呼ばれる少女に協力した女性の詞
『道』に『叫声』そして『月夜』
これらの詞を謳いながら青年は何を思うだろうか?
まだまだ流れ流れていく物語

まだまだお楽しみあれ




10th Story後書き

どうも、『魔法都市麻帆良』10thStory更新しました
今回アルベルトが謳った詞の中で『月夜』のみ既存のものです
オリジナルの2つも全文ちゃんとありますが
持ち主がこの作品に登場することは無いと思います

これからもよろしくお願いします

それでは

〈続く〉

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